引用:https://enechange.jp
近年、台風や集中豪雨により甚大な被害が出ていますね。自然災害そのものだけでなく、それに伴って起こる停電や断水被害も深刻。
通電火災とみられる被害も心配です。防ぐ為にはどうしたら良いのでしょうか。
という事で今回は、台風停電時冷蔵庫のコンセントは抜くべき?暑さ対策で必要なものまとめ!と題してお送りします。是非最後までご覧ください。
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台風で停電時冷蔵庫のコンセントはどうする?家電による違いとは?
台風などの自然災害で停電する事がありますが、その際、「冷蔵庫などの家電のコンセントは抜くべき」と思っている方が多いのではないでしょうか。
「冷蔵庫などの家電のコンセントは抜くべき」と言われているのは、停電が復旧して通電した際に、火災の恐れがあるからです。
通電火災というものですね。
避難する際に泥棒対策として
電気をつけて行く人がいますが絶対にやめてください
通電火災の危険があります
災害時には近隣住民の方も
避難していて
発見が遅れることもあります二次災害につながりますので
必ずブレーカーを落としてショートムービーは2019/09/16 pic.twitter.com/3BtZwbkeXq
— ほの (@moukoinannte) September 4, 2020
ただ、火災の危険があるのは、冷蔵庫だけに関して言えば、コードが破損していたり、雨漏りによる漏電など、自宅や冷蔵庫そのものが被害を受けていた場合です。
自宅や冷蔵庫に問題がないのであれば、コンセントはそのままで抜く必要はないそうです。
エアコンもコンセントはそのままでok。
一方、テレビ、暖房器具やアイロンなどの発熱する電気器具、モーターを使うなど起動時の電力消費が大きい家電はコンセントを抜いた方が良いんだそう。
電力消費が大きい家電は、停電が復旧し通電した際に一斉に動きだすと、ブレーカーが落ちたり、ヒューズが飛ぶ可能性があるからです。
停電したからといって、すぐさま家中の家電のコンセントを抜く必要はないという事ですね。
冷蔵庫冷凍庫の開け閉めは少なく
コンセントを抜こうが抜かまいが、停電してしまったら冷蔵庫の機能は停止してしまいます。
とは言え、しばらくは冷気がたまったまま。
冷蔵庫を開けてしまえば冷気が外に出てしまい、冷蔵庫内の温度も一気に上昇してしまいます。
食品がダメになってしまうか心配だからといって、むやみに開け閉めしてはいけません。
停電がどのくらい続くのか分からないうちは、冷蔵庫や冷凍庫の開け閉めは極力しない方が良いですね。
冷凍庫には物がぎゅうぎゅうな方が、お互いで冷やし合い解けるのを遅くするそうですよ。冷蔵庫とは逆ですね。
クーラーボックスを用意しておけば、いざという時に役立ちます。
クーラーボックスにも種類がありますが、保冷力が長いものを選びましょう。
停電が長引いてしまった時には、ダメになってしまった食品はもったいなくても廃棄。クーラーボックスに入れられる数も限られてきますからね。
優先順位を付けて、日持ちしなさそうなものは早めに調理して消費しましょう。オール電化なお家は大変ですが。。
冷蔵庫のコンセントは基本抜かなくても良いとの事でしたが、では、ブレーカーに関してどうでしょうか。
台風で停電時ブレーカーを落とさないと危険!?
台風などの自然災害で停電になった場合、復旧がいつになるか分かりません。
だからといってすぐにブレーカーを落とさなければいけないというわけではないですが、自宅が被害に遭い、避難の為自宅を離れる、家電が壊れたといった場合には、ブレーカーを落とした方が安全です。
理由としては、停電が復旧した時に配線などがショートして火災の危険があるからですね。
実際に、2011年の東日本大震災や2019年の豪雨災害でも通電火災が発生しています。
台風などで停電した際は、すぐにブレーカーを落とすのではなく、状況を見て、自宅に被害がなくても停電が長引くようであればブレーカーを落とす方が安心安全です。
まあ、落とすか落とさないかで悩むくらいなら、落としておいた方が良いかと。
がしかし、ブレーカーを落としてしまうと復旧した事が分からない可能性もありますね。
そんな時の為に、ブレーカーすべてを落とすのではなく、安全ブレーカーと言われる、宅内の系統ごとに遮断するブレーカーの1つを入れておくのも手です。
分電盤画像(一例)
引用:https://seikatsu110.jp
電力消費の大きいものがある安全ブレーカーは避けましょう。
これは各家庭によって異なるので、ブレーカーの表示を確認しておきましょう。
近年の夏は、命の危険がある程の猛暑ですが、そんな時に停電してクーラーなどが使えなくなったらと思うとゾッとしますよね。
懐中電灯などの基本的な防災グッズに加えて、暑さ対策の防災グッズも用意しておくと良いですね。
台風で停電時の暑さ対策は?用意しておきたいグッズまとめ
台風などの自然災害で避難する際に防災グッズを持って避難すると思いますが、あまりにも大きな荷物を抱えては行けないですよね。
最低限用意したいグッズとしては、
- 着替え
- 帽子
- 水
- 塩分補給(タブレットや飴)
- うちわや扇子
避難が一時的な場合はこれくらいでしょうか。
避難が長引きそうな時には、
- 冷却シートやタオル
- ハンディ扇風機
- 経口補水液
- 冷感寝具
などもあると良いですかね。
ハンディ扇風機は、今では100円ショップでも良い商品が出ていますよね。
充電式のものもあれば、電池式のものもあります。
停電した際に、避難所でハンディ扇風機の充電を優先する事はさすがに出来ないと思うので、電池式のものを用意しておくか、モバイルバッテリーを用意しておくか。
情報収集の為にも、スマートフォンが必要になってくるので、モバイルバッテリーは必須ですね。
あくまで一例なので、家族構成や環境によって防災グッズ、暑さ対策グッズはおのおの異なります。
台風などの被害はもちろん重大で心配な事ですが、それが真夏だった場合、熱中症の危険もあります。
そんな時に出来る対策としては、やはりまずは水分塩分補給。
一気に飲むのではなくこまめに摂取する方が良いとされていますね。また、冷たいものよりも、冷たくないくらいの方が胃腸に負担がありません。
熱中症になると体温が上昇しますので、保冷剤などで身体を冷やしましょう。
近くに太い血管が通っているわきの下や太ももの付け根を冷やすと、早く熱を下げるのに効果的です。
停電し、冷凍庫の機能が停止しても、開閉を極力していなければ冷凍庫内のものはすぐには解けません。
ケーキなどについてくる保冷剤、いくつか常備しておくと良いですね。
我が家では災害時に備えて冷凍庫に保冷剤を常備しています。停電の際、冷蔵庫内に移すことでしばらくの間食材を守ることが出来ます。また、暑い時期にはエアコンが稼働しない中で暑さを和らげるのに役立ちます。保冷剤がない場合は、ペットボトルに水を入れて凍らせておくと、代用することが出来ます。 pic.twitter.com/buUEkhsf7E
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) September 2, 2020
ペットボトルの水を凍らせておくのは便利ですね。
保冷剤変わりにもなるし、飲料水にもなりますね。
地震などの想定外の自然災害とは違って、台風はある程度予測出来ますから、いざという時の為にも、事前に十分な備えをしておきましょう。
今回は暑さ対策に関してでしたが、冬の場合だってあります。
基本の防災グッズの他に、夏グッズ、冬グッズと分けて準備しておくと良いですね。
台風停電時冷蔵庫のコンセントは抜くべき?暑さ対策で必要なものまとめ!まとめ
台風停電時冷蔵庫のコンセントは抜くべき?暑さ対策で必要なものまとめ!と題してお送りしましたがいかがでしたか。
家や冷蔵庫が被害にあった場合にはコンセントを抜くべきでそれ以外であればそのままで問題ないとの事。
何にせよ、慌てず落ち着いて行動し、事前の備えをしておくことが大切ですね。
最後までご覧いただき有難うございました!